V-Ray for SolarisV-Ray 5, Update 1では、HoudiniにV-Ray Hydra delegateが導入されました。このアップデートでは、AOV、ボリューメトリック効果、およびHuskを介したHydra delegateによるバッチレンダリングのサポートが追加されました。また、多くの機能とスピードの改善も実装されています。
V-Ray Decal下地のマテリアルを変更したり、UVを追加することなく、どんな表面にもデカールを貼ることができます。新しいV-Ray Decalでは、ステッカー、ラベル、ひび割れ、汚れ、傷などを簡単に追加することができます。
Enhanced V-Ray Curvature TextureV-Ray Curvature Textureの最新アップデートでは、凸部と凹部の個別コントロールが追加されました。バンプマップを無視する新しいオプションにより、curvature maskの精度がさらに向上しました。
Enhanced ACEScg supportアップデートされたUIで、よりシンプルにOCIOのセットアップが可能になりました。また、色空間転送機能に「自動」オプションを追加し、シェーディングネットワーク構築時の手間を軽減しました。
VDB to AUR converterChaos PhoenixのAuraファイルがV-Rayで高速にレンダリングされます。新しいノードにより、VDBからAuraへの変換をHoudini GUI上で簡単に実行できるようになりました。
Alembic workflow updates新たに追加されたPatternIDテクスチャは、Alembicファイルを扱う際のマテリアルの割り当てを簡素化するものです。また、大量のAlembicファイルを含むシーンのエクスポートや、NUMAマシンでのAlembicファイルのレンダリングが高速化されました。
MakeTX utilityMakeTXツールを使って、テクスチャを".tx "ファイルに簡単に変換し、レンダリング時に1タイルずつ読み込むことができます。これにより、テクスチャの読み込みが早くなり、メモリ消費量が減り、レンダリングが速くなります。
Multiple cameras exportカメラアングルごとに別々の.vrsceneファイルを書き出す必要がなくなりました。複数のカメラを1つの.vrsceneファイルに保存できるようになったので、重いシーンでも時間を節約できます。
V-Ray Scene Material import and unpacking updates.vrscenesのアンパッキングがより速くなりました。Autodesk Maya や 3ds Max などの他の DCC から来る .vrscenes を介したマテリアル インポートに対応するシェーディング ノードの量を更新しました。